アカツメクサのお花
アカツメクサちゃんとシロツメクサちゃん
～ツメクサというのは
オランダ船で運ばれるガラス製品が割れないように
緩衝材として詰められていたからなんだって
知らなかったな～
子どもの頃
よくシロツメクサを編んで
アカツメクサも編み込んでかんむりにした
長くして首飾りにもした
なぜ人は花を髪に飾るのか？
巫女さんは大地のパワーの象徴として
季節の花を髪に飾るそうだ
ガラスでできたもの
それから
土でできたもの
陶器が大好き
ガラスも珪砂と呼ばれる砂からできている
どちらも大地の温かさがある
割れない代替物とは全く違う繊細なバイブレーションだ
ガラスで「オランダの涙」というのがある
高い熱膨張係数を持つガラスを
融かして水に落として
急激に冷やすと
涙の形になって
おたまじゃくしのように尾をひく
形状も美しく
名前もすてきね～～～～
ところがだ
このオランダの涙のまん丸い頭を
ハンマーで叩いても割れない
３８マグナムの銃弾をあてると
銃弾の方が粉々になる！そうだ
さらに
ところがだ
尾っぽの部分を破損すると
瞬時に爆発する
尾を傷つけると
空中をマッハ5.5のスピードで
破壊のパワーが伝わって粉々になる
オランダの涙とは何ものぞ？
Prince Rupert's Drop
とも呼ばれるこの神秘の子の実験は超痛快
YouTubeで1256万回も再生されている
英語のサイトがあるよ
それを見ると
粉砕の瞬間は
一瞬より早くまさに「煙と化す」
ガラスのしずくが水に落とされると
外側が内側より早く冷やされて
外側に極端な圧力が加えられる
内側には強く引力が働く
これが驚異の強度のワケ
内向きの張力はガラスをもろくするが
外側に対抗する圧力がかかっているために
銃弾でもびくともしない
それが尾っぽに傷がつくと
そこからこの拮抗したエネルギーが一気に逃げ
粉砕してしまう
しずくの内部の圧力は6.4平方センチあたり
50トンもの圧力がかかっているそうな
拮抗のパワーがでかいほど
破壊もすさまじいスピードで起こる
およそこの世のものは
何らかの拮抗
均衡がとられて形となっている
地球が
ここまで美しく形を成しているのは
奇跡だ
宇宙中の星々の住人は
どれほど地球をうらやましく思っていることだろう
そりゃ
奪えるものなら奪いたいと思うだろう
ＳＦじゃないが
だってこんなにも豊かで完璧なのだから
長い間
その地球の尾を踏まないように
人類は愛と敬意で生きてきた
たとえ
個々の文明がその尾を踏んでしまい
煙と化しても
地球の尾そのものを踏むことはなかった
尾を踏むものは何か？
高度に発達した文明をもって
おのれを見誤るおごりだ
全てはおごりで粉砕される
地球は人間だけのものではない
地球を育んできたのは人間ではない
人間はその恩恵を借りて生きてきただけだ
全てを破壊する尾っぽは
人間の心の中にあるのだ
３８マグナムの銃弾を粉々にするほどのパワーを秘めた
神である人間の心にひそむ
おごりという尾っぽ
外を恐れるな
自らの内を恐れよ
この平和の星の形を留めておけるかどうか
それはあなたにかかっている
♡♡♡
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