vegan-support-BiNatureenの日記

おのれの花を咲ききる

f:id:vegan-support-BiNatureen:20200702190939j:plain

ハナショウブ



まっ白いこのハナショウブ
花びらが六枚
六英咲きという
ハナショウブはアヤメとカキツバタと混同される
ハナショウブには
花びらの付け根に黄色がある
(アヤメは花びらの付け根に網目の模様
カキツバタはスッと細筆で描いたような線がある)
また
ハナショウブの葉にはくっきり葉脈が浮かび上がっている
な~~~~るほどな~~~~
我が家にも何種類もあって
今まで全部「アヤメちゃん」で
ははは~申し訳ござらん!

この白い子はいただいたもので
当時は珍しく憧れの花だった
たった一株で
ある日待ちに待った最初の子が咲いた
息をのむほど美しかった
当時
我が家に来たばかりの子犬が
首をかしげてその花を見つめていた
と思った瞬間
その子はぴょんとジャンプして
パクッと
その花を食べてしまった
まるでサーカスの輪くぐりのような
見事なジャンプだった
ハナショウブの花の寿命は三日だが
最初の白い子は数時間で
ワンちゃんのごはんになってしまった
私たちがあまりにもその美しさに心奪われていたので
ジェラシーを感じたのかもね~
それとも美味しそうに見えたのかな~
そうかこのワンちゃんこそ
元祖「花を食べる子」だったんだ
我が家の家系か~~~~

ところで
ハナショウブ
品種の育成地を大きく分けて
江戸系
伊勢系
肥後系
長井古種があって
さらにこれらを交配した黄花品種や
アメリカで改良されたものまである

ハナショウブは江戸時代
特に後期
武士が好んで品種改良を盛んに行い
今では5千種にも及ぶという
花の真ん中にスクっと立っているのは雌しべ
ハナショウブの美しさを語る上でなくてはならない
雌しべの美しさも改良の重要ポイントだった

肥後熊本では
雌しべに武士道の精神まで託していて
ハナショウブの栽培が
武士道の修練の一つと考えられていたそうだ
この雌しべを芯と呼ぶ
草の心
この芯を改良して大きくすると
花も大きくなるそうだ
人も心を強く大きくすることで
器が大きくなる
凛と
大きく
太く
まっすぐ天に向かう心
もののふが求めたおのれの心の在り方だ

たった三日でも
できるだけ大きく咲く
雨に打たれても
風に揺さぶらても
まっすぐであり続ける
その白に微塵の迷いもない
だから心の希望
光の黄が際立つ

見事に咲ききろうじゃないか
花としてこの世に生まれた以上
咲いてみるまで解らない
おのれの雌しべ
心を鍛え
逃げずに立ち続ける
そして必ず見届ける
おのれの芯がどれほど大いなるものか
おのれの花が
どれほど大きく
どれほど美しいものか
必ず
必ず



♡♡♡
ビーガンサポート ビナチュリーンです。
ビーガンの方、ベジタリアンの方、これからなろうとする方のお手伝いを致します。
ほんとうに明るい未来のために
Vegan-support-BiNatureen is for vegan,vegetarian, and would be vegan.
What can we do for you?
For super bright future.

♡♡♡