vegan-support-BiNatureenの日記

飛べ!

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季節外れの八重の山吹ちゃん



このお花が大好きな人が
起業するという
心からの祝福の思いを込めて
このお花の写真を贈る
今日も
紅葉する周囲を
全く意に介さず
北風の中で
この子は
のびのび咲いていた
そんな風に
きっと
自分の夢を
咲かせてくれるだろう
 
昨日はまた
ある人が
バンジージャンプのような
大ダイブをした
コーチング48時間以内に
行動する人は
結果を出すという
飛ぶときは怖い
それも
ものすごく大きく飛ぶときは
本当に怖い
だが
飛んだ後
必ず何かをつかむ
一生の財産になる
何かをつかむ
 
ニュージーランド
住んでいた頃
南島にクジラを見に行って
不思議な人に会った
ニュージーランド人だが
仙人のようだった
その後
その人は北島の先端に
住むようになった
たまたま
小旅行に行くことになり
会う約束をした
ところが
時間になっても現れない
電話をすると
来れないという
いわゆる
ドタキャンだ
 
だが全く
腹が立たなかった
実は
電話をしながら目に留まった
チラシにくぎ付けになっていた
スカイダイビング
タンデムで飛ぶスカイダイビング
高所恐怖症?
だと信じていた自分が
「これをチャンスに変えよう」
と選んだのが
それだった
会うはずの人との電話を切ると
すぐに申し込んだ
車で迎えに来てくれるという
 
時間通りに来てくれた人は
セスナのパイロットだという
全身にケロイドがあった
おそらくクラッシュしたことがある
飛行場につくと
タンデムでつながってくれる人が
待っても待っても来ない
ようやく電話があって
途中で車が故障したという
ここで不吉と思うか?
いや
全く何も感じなかった
パイロットと色々な話ができた
「なんで飛びたいんだ?」
と聞かれた
「生きていたかったであろう
ある人の分まで生きている
その人のために飛ぶ」
と答えた
彼は
「俺にはその気持ちがよくわかる」
と彼の話を始めた
彼は飛行機が好きで好きで
クラッシュして
死に損なったが
それでもやめられない
飛行場に
飛行機を保管してもらうために
アルバイトをながら
維持をしている
本当に飛行機が好きで
どんなことがあっても
飛びたいのだと言った
 
それからものすごく遅くなって
相棒が到着した
到着して最初に言った言葉が
「お前はどうして
そんなに小さいんだ?」
私の身長の
倍くらいあるように見える
ものすごい大男だった
すでに地上は夕暮れ
それでもセスナは飛び立った
螺旋状に上がっていく
雲の上に出ると
神々しい光の海が現れた
あ~神の世界とは
こういうものか
外を見ながら
ずっと自分の中を見ていた
恐怖心は出てくるのか
出るならどう出てくるのか
8000フィートまであがったところで
二人が言った
「地上が全く見えない
つまり着地点が見えない
明日また飛ぼう」
 
翌朝は6時の迎えだった
夕食を食べ
ぐっすり眠り
朝食も食べた
(ははは~)
そしていよいよだ
素晴らしい天気
前日と同じく
螺旋状に上るが
全てが見えた
オーチャードと呼ばれる果樹園が
サイコロのように小さい
海に出ている
ヨットは白い点々
そしてドアが開いて
「行くぞ」
その瞬間も自分を
見ていた
「死ぬのは怖くない」
そう言っていた自分は
本当にそうなのか
見届けようとしていた
心に波ひとつ起こらなかった
 
足をセスナから離して
半分の距離は
ただ重力で落ちる
瞬きさえしない
最高の気分だった
素晴らしかった
落ちるというよりは
叩きつけられる感じだ
そして
まもなく相棒がパラシュートを開く
急に宙づりになる
空中散歩だ
気が抜けてつまらない
それに
パラシュート酔いしそうだ
そして
見事に着地点に定めた
ブルーシートの
ど真ん中に降り立った
相棒の腕は最高だった
 
足が地面について
最初の感想は
「やった!」
「やれた!」
学生時代に
観覧車にに乗って
お守りを握りしめていた
私を知っている人は
聞いたら
気を失うだろう
ホームステイ先に帰って
上気しながら報告すると
マザーから
ものすごく怒られた
「なんてことすんの!
日本のご両親に
何かあったら
なんて言うの!」
ブラブラブラ~
うわの空で
お小言を聞いていた
 
この時の経験で
「神さまは
ほんのちょっと
勇気を出すと
ものすごい
ご褒美をくれる」
ということを知った
その後起こったことは
人生のものすごい宝物になった
箱を開けるように
開いて
見てもらうことはできないが
大きな柱が心に立った
 
だから
いつでも
誰でも
飛ぶ人を応援する
どう飛ぶか
どこを飛ぶか
どうして飛ぶか
一切関係ない
飛ぶことが素晴らしいのだから
恐怖の向こうに何があるのか
その
好奇心がすでに
勝利している
こういう時は
何だってできる
なんだって可能だ
だから
やりたいことは
何でもやってみよう
怖気づくその一瞬を
ねじ伏せて
 
その後
パイロットと相棒から
手紙や写真やら
色々届いた
その中でふたりが言っていた
「君のように
飛ぶ瞬間
あんなに
静かな子は初めてで
本当にびっくりしたよ」
普通は
叫んだり
泣いたり
気を失う人までいるそうだ
 
いざとなると
内面がシーンとなる
これを見たくて
これを経験したくて
また飛ぶ



♡♡♡

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