マツバトウダイ
かわいい～でしょう？
とある病院の駐車場で
家人を待つ間
このお花の写真を
撮らせてもらった
以前から
ここのお花畑は
よく手入れされていて
珍しいお花も植えてあり
いつも感心していた
「誰が管理しているのかな～」
すると
後ろの方ら
ガツガツと音がしてきた
お花畑の外の
雑草を抜いている
お花の管理人さんだ
「こんにちは～」
と声をかけた
「きれいに
咲いていますね～」
お花のおばちゃまは
80歳
一人で
お花のお世話を
してるのだそうだ
病院のお花畑を
任されている
おうちから持ってきて
植えこんでいるという
「ところで
このお花は
何という名前ですか？
かわいいですね～
写真撮らせて
いただきました」
と
今日の写真の
お花について
聞いてみた
おばちゃまは
小首をかしげて
？
それから
思わぬ展開！
おもむろに
「ほしい？」
「にゃ～！
ちょっと欲しいかも」
自分でもびっくりだが
ズーズーしくも
言ってしまった
おばちゃまは
「実は
これから用事があって
もう
電話が来ているかも
しれない」
と言っていたのに
喜んで
掘ってくれた
びっくりじゃない？
思わぬところで
花族に出会い
花友になった
お礼に
カットスイカの
パックを差し上げた
「え～もらえないよ！」
と言いながら
「これある？」
「あれある？」
と様々なお花を指さし
「今度はこれも
持って行ってね」
「これは種ができたら
採っていって蒔いてみて
増えるよ～」
と
ね～
ものすごく律儀で
かわいらしいおばちゃま
すると
お薬の処方を
待っているという
おばちゃまも
「きれいだね～」
と合流
「お花
ちゃっかり
いただいちゃった」
とかかげて見せると
「ラッキ～だね」
とにっこり
この方も花族だ
「お花を好きな人は
みんないい人ですよね～」
と私
「あっ
自分のことも褒めちゃった
ことになるね～
あははは～」
みんな大笑い
色々な病いを
抱えた人が
色々な思いで
やって来る病院
COVID-19も
怖いし
他にも
心配や不安も
あるだろう
そういう人達に
黙って寄り添うお花たち
長く入院を
余儀なくされている
患者さんもいるだろう
窓越しに
きっとお花で
慰められている
そういえば
お花をくださった
おばちゃまが言っていた
「車椅子で
見にきてくれるのよ」
と
こうした
陰で医療を支えている人達が
たくさんいる
「与えるために生きている」
人達が
たくさんいる
自分にはなにができるだろう？
何を与えられるのかな～
いただいたお花に
恥じない生き方をしなければ
♡♡♡
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