戸畑あやめちゃ～ん？
120年に一度咲くという
スズタケのお花の
写真を見た
お花なのかどうかも
写真では
分かりにくい
暗い紫の
鞘のようなものから
黄色い雌しべのようなのが
シュッと出ている
イネの穂のような
全体像だ
かなり地味め
このお花が見つかったのは
岩手県大槌町
震災で家を失った人が
高台に移り住み
発見したそうだ
このお花は
研究者でも
実際に見ることが
できる人と
見られない人がいる
不思議なのは
日本に点在する
スズタケは
期を同じくして
一斉に咲くのだそうだ
120年間
ばらばらに
あちこちで咲いてくれたら
みんなが見られるのに
そうはいかない
これは
生存の手段だという
一声に咲くことで
天敵が食べきれず
残ることができる
また
見た目が地味なのも
どうやら作戦らしい
風で受粉ができるので
虫さんたちの関心を
惹かなくてもいいのだ
あれ？
どこか同じことを書いたな～
アメリカの素数ゼミだ
周期ゼミともいう
17年に一度大発生する
赤い目の子たちで
数十億匹単位で
一斉に羽化する
この子たちも
生き残り作戦のために
こう進化したらしい
自然界の営みは
不思議で
非常に興味深い
まだ解明されていないことも
たくさんあるだろうが
それでも
あらゆることに
必ず理由があるのが
なんとも小気味いい
「なんとなく」
「たまたま」
「偶然」
などという言葉は
ものすごく便利だが
果たして
由がないことなんて
あるのだろうか？
心理的な意味でいえば
本人が気づいていないとか
解っていないというのは
よくあることだが
それでも
必ず理由があると思う
その理由まで
たどり着けていないだけだ
どんな深海であっても
海底はあるが
そこに
色々な事情で
たどり着けない
ダイバーのようだ
深掘りが好きな自分は
理由に光を当てる
考え得る
可能性をあれこれと
挙げてみる
この考え方のメリットは
自分の感情で
偏ったまま
断定することを
防げること
服の上から
痒い所を掻くような
もどかしさに
わずらわされない
色々考えることで
脳のエクササイズにも
なるだろう
思いやりとか
共感とかの
練習にもなる
理由をちゃんと知りたいと
思うことは
無関心や無視の
対極にあるのだから
愛でもある
そして
理由を見つけることは
言葉を見つけることだ
言葉で表現することだ
「どうして？」
を大事にしよう
ちゃんと
解ってあげよう
どんなことも
愛をもって
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