vegan-support-BiNatureenの日記

原種回帰

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ローマン・ヒヤシンス



この子たちは
最近
色々なところで見かける
ミニヒヤシンスと一般に言うようだ
花もまばらで球根も小さい
良く増えて
野の風景によく似合う

そういえばチューリップもミニがある
確かこちらが原種だったから
ヒヤシンスも?
と調べたら
原種は
ヒヤシンス・オリエンタリス
似たようなミニだが
更に花の数が少なくて
花穂に一つか二つだ
それがフランスで
ローマンに改良され
それから
ボリュームのある
今の主流
ダッチヒヤシンス
オランダで開発されたもの

ヒヤシンスの和名は
風信子(ハヤシンス)
飛信子(ヒアシンス)
という当て字
江戸時代には
夜香蘭とか錦百合と
呼ばれていたそうだ
やはり香りが命の子だ

我が家には
ダッチヒヤシンスがあるが
年々花数が減ってきているので
原種へと
回帰しているのかもしれない
原種のチューリップも
さらに
小さくなったような印象
今年は球根を掘り出して
養生してあげよう
チューリップは
植えたまま
何年も放置してしまうと
球根が小さく痩せてしまう
なので
掘り出して別の場所に
植えておくと
数年でまた大きくなる

1636年の11月~1637年の1月
これはオランダで起きた
チューリップバブル
ピークと終焉だ
20倍にも高騰した球根を
求めて
あらゆる階層の人々が
土地や宝石や家具と
引き換えにしてまで求めたそうだ
この時のチューリップは
花びらに鮮やかな縞模様があって
非常に珍しく
投機の対象になった
だが
これはモザイク病
ウイルスが原因で
起こった変異だったそうだ

チューリップバブルの話は
ちょっと前に新聞で知った
パンデミックの引き合いに出して
論じたものだった
確かに
今のパンデミック
小さな小さなウイルスに
人々が翻弄されている構図だ
別の意味で
チューリップバブルでは
みんなが夢を見た
その夢よ
永遠に続けと
だが
パンデミック
みんなが祈る
この悪夢よ
早く覚めよと

ウイルスは
人間の
わずかばかりの
ひび割れに
滑り込む天才だ
おのれの小ささ
それはともすれば
弱点であるのに
それを最大限に有効活用している
心の隙間に入り込むウイルス
身体のひびに忍び込むウイルス
そしてウイルスの特徴だが
環境に応じた最適化を繰り返し
変化し続ける

私たちに原種の力強さがあれば
華やかさもボリュームもないが
楚々とした生き方をしていれば
ことは違っていたかもしれない
ノックアウトするような
圧倒的な香りではなく
気高くかすかに香っていたら
ことは違っていたかもしれない
原種への回帰は
もはや不可能だが
記憶をたどることはできるだろう
進化の過程で見失ってしまったもの
置き去りにしてきたもの
忘れてしまったもの
そこに
ウイルスと闘うヒントがある気がする



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