掘り忘れじゃがのお花～
「はっとした」
という下りで
自分も
「はっとした」
日経の春秋での
ライターの言葉だ
橋本愛喜氏の
著書
「トラックドライバー
にも言わせて」
の中で
ドライバーは
「『無料』
という言葉を
使われることに
『存在を消されたような
感覚になる』」
と書いているのだ
そうだ
橋本氏は元
トラックドライバー
「無料」とは
送料のことだ
自分は
物流の圧倒的な
増加と人手不足
時間の縛りなど
さぞかし
ドライバーさんは
大変な思いを
されていると
常日頃
心を痛めていた
特に
重いものを
運ぶときは
身体への負担や
危険を伴う
自分の
かつての
教え子さんらが
そうした仕事に
ついている
こともあり
他人事とは
思えない
ドライバーさん
だけではないが
色々な意味で
働いて
助けてくださる
人たちには
できるだけ
飲み物など
差し上げて
気持ちを示すように
してきた
好みもあるだろうに
彼らは一様に
驚きながらも
笑顔で
気持ちよく
受け取って下さる
クリスマス時には
ドリップコーヒーや
お菓子の詰め合わせ
なども
差し上げることがある
感謝を精一杯
形にしたいと
願ってきたが
何と！
「送料無料」
という言葉に
ドライバーさんたちが
傷ついてるなんて！
自分の
想像力の欠如が
悲しい
この世は
ポイント付与
クーポン
送料無料
期間限定割引
～セール
などなど
消費者のハートを
くすぐる文言に
あふれている
国や自治体を
あげての
キャンペーンも
非常に盛んだ
相当の効果が
あるからこそ
みな
こぞって採用する
ハッとしたのは
もし
こうした文言の
どれかが
例えば
「送料無料」が
宅配業者さんへの
受け取り側の
不遜な態度
クレームなどに
つながって
いないかと
気づいた瞬間だ
売り手は
より多く売るために
利用していて
むろん
運輸関係者が
「ただ働き」
している
わけでもないが
その言葉が
運び手であれ
受け取り手であれ
どんな
心理的影響を
及ぼしているかは
見落とされているのだ
春秋で
提案しているが
「送料込み」
「送料弊社負担」
に変えるべきだ
どれほど
「無料」
という言葉が
魅力的で
美味しくても
善良に働いて
社会を回し
懸命に生きている
人たちの
心をくじく
文言は使う
べきではない
これも
仏教でいう
「殺生」にあたる
間接的であれ
傷つけることもまた
殺生なのだ
そして
自分もまた
そうした文言に
引っ張られる
脳という宇宙に
振り回されている
ことを
常に注視し
いかなる形の
殺生にも
加担せぬよう
用心しなければ
ならない
こういうことに
気づける愛を
はぐくまねば
ならない
無明を恥じ
詫びねばならない
♡♡♡
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