ヤドリギと光の下に
日経の
「私の履歴書」
で登山家の
今井通子さんの
連載が始まった
毎回
全ての連載に
目を通すわけでは
ないが
今回は勘が騒ぐ
連載の
12回目にして
出会った言葉は
「切り替えを
早くし
すぐに
別のやり方を
考える」
だ
アイガー北壁を
登る前に
荷物が途中で
止まって
届かなかったときの
話だ
天候にも
左右され
季節も限定される
そうした時を
争う計画の中で
「山が笑って
くれないときは
どうしようもない」
と達観する
今井さんは
医師として
働くときも
この山から教わった
ことを習慣にする
どうしようもないとき
スケジュール通りに
いかないとき
すっぱり切り替えて
楽しむ
アイガー北壁の
アタックの前に
フキを摘んで
煮て食べたり
氷河でスキーを
したり
雪の斜面を
お尻で滑り降りたり
ロッククライミングの
ゲレンデで練習したり
したそうだ
先日
気候が温暖な
県に住む
友人が言っていた
住人は
苦労知らずだから
ちょっとしたことで
すぐ文句を言うよ
と
断水とか
停電とか
そうなんだ～
羨ましいほどの
良い場所に
住む人が
忍耐が利かない
のだと
それならば
現代社会に住む
私たちも
全く同じだ
なんでも便利になって
なんでも
思うようになるし
サービスも
格段にいい
だが
それゆえに
少しでも
思うようにならないと
すぐにキレる
昔
カスハラなんて
こんなにも
多かったかな？
「すっぱっと
切り替える」
誰かを責めたり
毒を吐いても
何も変わらない
今井さんは
「楽しんだことは
無駄じゃない」
と言っている
心に
栄養を与えたのだ
むしろ
危険な大冒険の
前には
絶対必要なことだ
私たちも
変えられないことに
ぐちゃぐちゃ
悩むのは無駄だ
切り替えて
別の方法を
考えよう
結果的には
今決断が
早ければ
早い方がいい
この練習を
いっぱいしよう
これが
生き抜く
能力になる
♡♡♡
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