vegan-support-BiNatureenの日記

ライオンから不死鳥へ


クルクルちゃん



横浜マリノス
宮市亮選手は
Jリーグを経ずに
海外チームに
進んだ
超エリートだ
持ち味は
俊足
時速35キロで
ピッチを走り
急方向転換を
得意とする
ところが
この武器が
両刃の剣となって
ケガに悩まされる
外国のチームに
所属してからも
ケガと治療
リハビリの時間の
方が長い
海外に行った頃は
観客は
自分のすごい
プレーを
見られるんだから
観に来て当然だ
くらいに
思っていたそうだ

宮市さんは
父親が
トヨタ自動車
野球部
ヘッドコーチで
母親は高校時代
やり投
全国ランキング
8位だ
生粋の
サラブレッド
なのだ
その上
本人は
中学1年で
JFAエリート
プログラム
2年でU-14
日本代表に
選出される
3年生で
U-15日本代表
高校は
サッカーの
強豪校に進学
1年の時
AFC U-16
日本代表
2年で
U-17日本代表
FIFA U-17
ワールドカップ
出場
第88回全国高校
サッカー選手権では
大会優秀選手に
選ばれる
3年時
同89回大会では
主将で出場
2大会連続
優秀選手に
選ばれる
欧州に
進出後
18歳1か月29日で
初得点を上げ
日本人最年少
得点記録を
塗り替えた

ここまで
華々しい
活躍の宮市さんだが
その後は
ケガに苦しむ

2012年
右足首靭帯損傷
2013年
右足首靭帯損傷
手術
2014年
左ハムストリング損傷
2015年
左膝前十字靭帯断裂
手術
2017年
右膝前十字靭帯断裂
手術
2018年
右膝前十字靭帯損傷
2020年
内転筋損傷
2022年
右膝前十字靭帯断裂
手術

どれほど
すさまじいかを
理解して
もらうために
書き出してみた

宮市氏は
今年30歳になった
昨年のケガでは
さすがに
引退を考えたそうだ
前十字靭帯断裂の
術後の痛みは
尋常ではない
そのリハビリ姿は
鬼気迫る
ものがあった
それでも
宮市さんが
復帰を決意し
果たしたのは
ファンの声援と
チームの支えが
あったからだ
復帰戦で
マリノスの選手は
全員
宮市さんの
背番号と名前の
入ったユニフォームを
着て迎えた
復帰戦は
アウェイでありながら
スタジアムは
宮市さんへの
声援で埋め尽くされた

「うまくいかなかった
ことの方が
圧倒的に多かった
受け入れて越えて
いくしかない」

宮市さんは言う
飛ぶ鳥を落とす
勢いの若き頃の
不敵なまでの
ライオンは

ケガするたびに
立ち上がって
「恩返しを
しなければ」
と感謝の
言葉ばかりを
口にする
目はいつも
感謝の涙で
濡れている

スポーツは
いつだって
ものすごく
ステキ!
ケガや病気は
本当に苦しくて
悲しい
けれども
それらが
とてつもなく
人を成長させる
応援する人の
愛を育てる
人と人の
絆を太く強くする
スポーツを
地上に降ろして
くれた天に
驚きを隠せない
人に
時に試練を与える
その教育手法にも
瞠目する
それより
何より
宮市さんのように
天に応えて
不死鳥になり
多くの人々を
励まし導く
明かりとなる
アスリートを
心から尊敬する
その存在に
永遠に
感謝する



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