どこまでも
篆刻（てんこく）を
ご存じだろうか
ずいぶん昔
就職した先の
古典の先生が
国語の先生に
ある日
彫って欲しいと
お願いしていた
やわらかい石に
頭文字の「み」を
彫って欲しいと
いうのだ
そう
篆刻とは
簡単に言うと
印を彫ることだ
書や絵画を
やる方は
自分の作品に
雅号を押したり
遊印を押したり
する
正式な
篆刻文字も
あり
印鑑のような
フォーマルから
子供たちが彫る
遊びの
消しゴム印まで
篆刻の世界は
広い
話を戻すが
同僚の国語の
先生は
忙しくもあり
なかなか
古典の先生の
リクエストに
応えられないでいた
そこで
新奇探査性の
自分が
篆刻用の彫刻刀
一本と石を買って
見よう見まねで
篆刻を始めた
もっぱら
アートだと
言い聞かせ
自己流の
遊印を彫った
古典の先生にも
喜んでもらった
小さな印だが
それを押した
色紙や短冊は
格がグンと上がった
最近
墨絵や篆刻が
懐かしくなった
持っていた
彫刻刀も
篆刻用の石も
最後に見たのは
だいぶ前なので
全部新しく
買うことにした
それで
びっくりした
ビギナー用の
篆刻セットが
翌日に届いた
趣のある
彫刻刀3本に
加え
7種の石
砥石
固定用の印床
印泥（朱肉）
などなど
あらゆるものが
入っていて
非常に安い
あの頃は
新宿とかの
大きな画材屋さんを
廻ったけど
そう考えると
このデジタル時代に
篆刻という
文化
アートが
今も
残っているのは
まずすごい
一方で
矛盾めいているが
実は
デジタル時代
だからこそ
その恩恵で
良き古きものが
残り
広く知られ
入手や体験の
容易さに
つながっているのだ
これを書く直前に
ある人の
YouTubeを
見ていたら
たまたま
これからの
ビジネス展開の話を
していた
人口が減っていく
中にあって
企業広告は
大手は
デジタルを活用
するが
その大手が
面倒だと思う
媒体は
まだまだいける
という話だった
なるほどな
便利になれば
なるほど
力のある企業は
ラクチンな方へ
舵を切る
大々的に
広告を打ち
お金をかける
だが
消費者には
デジタルが
響かない層もいる
篆刻も同じかも
しれない
ペーパーレスで
ますます印は
使わない
だからこそ
自分で彫った
味わいある印は
貴重で
それを面白いと
思ってくれる人が
いるのかもしれない
自分は
不器用で
形の悪い
自分で彫った
遊印のような
人間だ
どんなに
DXが素晴らしいと
説かれても
そっちに行けない
化石のような
けれども
唯一無二の
自分史を
彫り進めている
だからこそ
見える
風景がある
だからこそ
こぼさない
人の心がある
ささやかな自負に
ちょっとだけ
幸せを
味わっている
♡♡♡
ビーガンサポート ビナチュリーンです。
ビーガンの方、ベジタリアンの方、これからなろうとする方のお手伝いを致します。
ほんとうに明るい未来のために
Vegan-support-BiNatureen is for vegan,vegetarian, and would be vegan.
What can we do for you?
For super bright future.
♡♡♡