ハナトラノオ
このお花はカクトラノオとも言うよ
花穂が四角錐の不思議な子
北アメリカ東部が原産地で
大正時代に日本にやってきた
花言葉は「希望」
ピンクで虎の尾っていうのがいい
やっぱり虎の尾は
天にビュンって伸びているのだ
「虎の尾を踏む」という言葉がある
極めて危険なことをするという意味だ
一方で「虎穴」というのがある
極めて危険な場所という意味だ
しかし虎穴に入らなければ
得たいものは得られない
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」
という
この両方が「極めて危険」でありながら
虎の尾を踏むことは戒められ
虎穴に入ることは奨励される
虎の尾を踏むとは
無知で準備ができていない
あるいは不注意だということ
そこに危険があることに気づいていない
わざわざ人が怒ることを言ってしまう人がいる
一言多い人がいる
自分の気をすませるために言ってしまう
とっさのブレーキが利かない
こういう人はあっちこっちで
ボーボー失火してしまう
一方虎穴に入るというのは
相当の覚悟だ
今どきの言葉で言うなら
尋常ではないリスクテイク
こっちはアクセル全開で
ぶっちぎる感じだろう
不要な一言で
人生に障害を作りまくり
無駄を積み上げてしまうか
いざというときに
最高の望みを成就するために
エネルギーを蓄え
スキルを磨き
タイミングを計り
障害の少ないコースで
猛ダッシュをかますか
どっちが得策か一目瞭然だ
実は虎の尾と虎穴の例えは
相反するように見えて
一つだ
アクセルとブレーキは
両方を使いこなして
最高の効力を発揮する
戦略なしに成功はない
自分の欠点を知り尽くし
毎回同じパターンに陥るのではなく
先回りしなければならない
今の世の中
巨大な敵が自分の前に立ちはだかり
自分の願いの成就を阻むことはまずない
最大の敵は自分だ
うまくいかない時は
たいがい自分が原因
途中で放り出す
信じ切れず疑ってしまう
すでに船に乗りながら
岸を離れておきながら
くよくよと
振り返える
しなきゃよかったと後悔する
あるいは
保険をかけて
二つの船に片足ずつ乗って進もうとする
最悪なのは
「何も考えていなかった」
という状態で何かを言う
うかつに行動することだ
見事にすべて人間の弱さであり
柔さだ
甘さだ
「希望」を掲げるだけ
「願い」を抱くだけ
しかもその間
口で災いを作りまくり
虎の尾を踏みまくる
さ～
自分の中の猛獣を飼いならせ
この猛獣は
獰猛な姿をしているとは限らない
むしろ
被害者の皮をかぶって
自分を正当化する
自分の習慣の先回りをしろ
自分の短所の噴火を
みすみす許すな
真の勇者に猛者（もさ）になるのだ
自分の頭脳の追随をゆるすな
ぶっちぎりレースを走り抜け
♡♡♡
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