vegan-support-BiNatureenの日記

智慧を生きる

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般若(はんにゃ)くん



このサボテンのお花は黄色
すごいお名前のサボテンくんだが
かわいらしいお花を咲かせる
稜線を8本持つ
丸い形も何とも言えない
よく見ると
トゲトゲの生え方も
面白い
一か所からお花のように
くるんと反りながら
開くように生えている

般若というのは
恐ろしいイメージがあるが
本当は
サンスクリット語
ブラジュナー
パーリー語で
パンニャーの
当て字が般若
全ての物事や道理を
明らかに見抜く
深い智慧のことで
大乗仏教では
空(シューニャ)の理解
悟りのこと

怖いイメージは
般若の能面
怨念の鬼女の面
般若坊というところで
最初にこの面が作られたので
般若面と呼ばれるようになったとか
源氏物語」葵の上が
六条御息所の嫉妬心に悩まされて
生き怨霊に憑りつかれたときに
「般若心経」を読んで
御修法(みしゅほう)を行い
怨霊を退治したからという
説があるらしい
怖いイメージは
これを演目にした
能の「葵上」からか

御修法って?
本来は宮中で行われる修法
国家または貴人が
僧を呼んで
密教の修法を行うこと
とある
な~~~るほど
今では
真言宗各派が
毎年1月8日~14日まで
7日間
東寺の灌頂院で修する
「後七日御修法」
(ごしちにちのみしほ)
の略称として用いられているそうだ
ちょうど今の時期だ
国家の安泰や世界平和を祈願する修法で
834年に
弘法大師の進言で始まったのだそうだ

国家の安泰と世界平和
いまこそ
これほど重要なキーワードはないだろう
自国が平和であるということは
世界中が平和でなければならない
くしくも
この前代未聞の
恐ろしいパンデミック
教えた真実だ
地球規模の平和でしか
誰もなにも守ることが出来ない
これを人体になぞらえて
「人体主義」と呼ぶ人がいる
人の身体のどの部分が病んでも苦しい
足の指一本でも痛い
大きな臓器だから重要
脳だから重要ではなく
細胞の一つ一つが
健全でなければならない
どの国が優位でとか
人間だけが優位で
という考え方は
脳だけで生きていけるとか
心臓だけ守ればと言うのと同じだ

今こそ
Empathy
他を思いやる
これなしで
生き抜くことはできない
これが般若
円熟した人間社会で
最後に受ける智慧のテスト
般若を使ってしか
生き延びることはできない
今年も
真言宗では
PCR陰性の僧侶たちで
御修法が行われている
私たちひとりひとり
真の智慧に立ち返り
祈りを捧げよう
祈りを振舞おう
祈りを生きよう
智慧を行動しよう



♡♡♡

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