ユーフォルビア・セリーナ
今日のお花は
小さくてかわいいけれど
トゲも持つ子だよ
花びらに見える
赤い2枚は苞で
中央のプチプチがお花
マダガスカル原産
別名ハナキリン
初めて見たのは
フォルモサで
とても大きな鉢植えで
ズラ～っと並んでいた
クリスマスから
お正月の季節だったので
澄み切った青空に
赤いお花が映えて
おめでたいお花なんだ！
と直感的に思った
温かいところでは
通年で咲くんだって
いいな～
英語では
Christ Plant
キリストの植物
とも言われるそうだ
十字架に架けられたときに
頭に冠せられたのが
この子だという説があるそうだ
2000年もの昔
この子のご先祖様は
すでに地中海にまで
進出していた可能性がある？
この子がハナキリンということ
「きりん」が
お名前に含まれること
マダガスカル出身だということ
この二点で
もう無条件に
スキスキスキ！
なぜハナキリンかというと
この子も多肉植物なのだが
サボテン科の植物の
モクキリン（杢麒麟）に
姿が似ていること
もう一つは
すーとキリンの首のように
長く伸びて育つからという
説があるそうだ
興味のある人は
モクキリン調べて欲しい
ぱっと見には
どう見てもサボテンに見えない！
が
れっきとしたトゲトゲのある
サボテンちゃんらしい
マダガスカルは
ず～～～～～～～と
行ってみたい場所だった
植物も
鳥さんも
動物さんも
ものすごく興味がある
さらに
アンモナイトや宝石の
原石にも会えるかもしれない
ロマンの島だ
バオバブという神木もある
バオバブは
もうその姿からして
人間でしかないよね～
数千年生きるって
でも年輪がないから
（千年経つと中が空洞に）
放射性炭素で年代を
測定するんだって！
バオバブは全部が有用な資源で
幹や葉や
実も種も
樹皮まで余すところなく
人々の役に立っている
食用や薬になり
美容にも一役
そして
建築材にとマルチだ
それから
儀式にも使われ
避難所にさえなる
大木は周囲45ｍにもなるから
幹の空洞は涼しい快適スペース
そこに
パブを開いた人がいるほどだ
バオバブのお花も素晴らしい
真っ白で不思議だ
とても大きくて重たいそうだ
オオコウモリが受粉を助けているんだって
なんかスケールが違うよね～～
花粉は糊としても
使えるらしいよ
このお花は開花後
24時間したら落ちてしまう
意外にもはかないお花なんだね
果実はマンゴーのような
かりんのようなのが
いっぱいぶら下がる
やっぱりマダガスカルって
神秘的
ステキ！
一面のハナキリンと
バオバブが天と地をつなぐ
数千種の動物さんが暮らし
ギザのピラミッドよりもっと
昔からその地を見守ってきた命が
今もそこにあるなんて
聞いてみたい
天のふるさと
尋ねてみたい
太古の営み
聞いてみたい
こずえと風の子守歌
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