静かな女王さま
「おてつたび」
というのがある
お手伝いを
しながら
知らない土地を
旅するサービスだ
人手不足の
農家さんや
旅館などで働く
先日テレビで
たまたま目にした
その放送では
大学生が
2週間
くだもの農家さんを
手伝う
半日働いて
半日近くを
観光する
食事と寝る場所は
農家さんが
提供する
大学生は
くだものの
木の間を
クルクルと
専用の機械を
上手に操って
走り回っていた
短期滞在の
お手伝いとは
思えない
期限が迫る中
大学生は
帰りたくないと
思い
農家さんは
情が移って
また来てほしいと
思う
このシステムの
素晴らしい点は
この経験
「おてつたび」が
きっかけになって
その地に
移住する人が
いるということだ
人手不足の解消から
過疎地域の
解消にも
つながる可能性を
秘めている
日経の
「春秋」によれば
最近
土地に入り込み
その地の人と語り
暮らすように旅をする
「コミュニティ
ベースド
ツーリズム」が
流行っているという
ニューヨークでは
市内の多種多様な
民族文化を
体験する旅を
海外に売り込んで
いるという
タイでは
この種の
旅行企画を
国をあげて
後押ししている
日本では
高円寺体験を
組み込んだ旅が
海外の旅人に
好評だそうだ
既存の
観光スポットを
回る旅から
人々が
より深い
経験を旅に
求めていることが
分かる
自分は
ハワイに行った時
観光スポットや
お土産屋さんを
回るよりは
地元っ子の
行きそうな
服やさんを
覗いて
サイズ感や
色めの違いを
楽しんだり
そこで買った服や
サンダルで
スーパーに
買い出しに
行ったりするのが
楽しかった
そこの食材で
ビーガン料理を
作った
英会話で
教えていた
子たちを
連れて行って
同じように
「暮らす経験」を
させた
予算を
切り詰めて
半分も残して
帰ってきた子たち!
グラムで買う
駄菓子を
思い思いに
買ったり
「観光客では
ない楽しみ方」
を知った
子たちの中から
世界に
羽ばたいた
子たちがいる
旅は素晴らしい
どんな旅も
ステキだが
「おてつたび」
のように
大きく
可能性を
広げられる旅は
本当に素晴らしい
風のように
通り過ぎる旅から
渡り鳥さんのように
その地でしばらく
暮らし
去っては
また戻ってくる旅
温かい人間関係を
つむいで
人生の糧にする旅
自分の使命に
気づく旅
自分の終の棲家を
見つけてしまう旅
あ~
旅って
本当にステキ!
♡♡♡
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